麦粒腫・霰粒腫(さんりゅうしゅ)
保険一般診療
ものもらいなどと呼ばれるまぶたが腫れる疾患です。
麦粒腫はまぶたにあるマイボーム腺や脂腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染し、急に腫れて、痛みが生じる疾患です。抗生物質の点眼薬、軟膏薬、内服薬などで治療します。腫れがひどい場合など、まぶたを少し切開して膿を排出させることもあります
霰粒腫は、マイボーム腺に肉芽種という塊ができる疾患です。通常痛みはありませんが、細菌感染を伴うと痛みを生じるときもあります。マイボーム腺機能不全に関連しますので、温罨法と眼瞼清拭を行い、炎症に対する消炎的な点眼や軟膏、注射などの治療を行います。
塊が長く残る場合には、手術で切除することもあります。
局所麻酔薬を瞼に注射して手術します。手術時間は約15分です。
翌日外来に再診、皮膚を縫合した場合は1週後に抜糸します。
注射にかかる費用
3割負担の方(片眼)約1,500~4,500円
1割負担の方(片眼)約500~1,500円
費用はおおよそです。
手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。
その他のご注意など
- 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
- 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
- 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
- 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
- 眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
- 術後痛むことは少ないですが、痛みがあるようでしたら、痛み止めを使用して下さい。
- 手術の翌日に再度ご来院ください。皮膚を縫合した場合は、1週間後に抜糸しますのでご来院ください。
- 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。