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新潟市東区中山7丁目11番11号 025-282-5586

近視、遠視、乱視、老視

保険一般診療

目の構造はカメラにたとえられます。映像は光として目に入ってきます。光は角膜と水晶体でピント合わせの作用を受けて曲がり、網膜に投影されて像を結びます。
その情報が視神経を通って脳へ伝えられると、「見えた」と感じられます。
見ているものの像がちょうど網膜に像を結ぶ状態を正視といいます。
水晶体には小さな筋肉がついており、水晶体の厚みを変える焦点調節の働きをしており、この作用を「調節力」をいいます。

近視

近視

網膜の前で像を結ぶ状態を近視といいます。
近視は近くが見えますが遠くが見えにくいです。
一般的には、凹レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。
軽度の近視ではオルソケラトロジーで治療でき、日中は裸眼で過ごすことが可能です。
また、強い近視はICLなどの手術治療で治療することも可能です。

遠視

遠視

網膜の後ろで像が結ぶ状態を遠視といいます。
遠視は近くも遠くもピントが合わなく、どちらもはっきり見えない状態です。
しかし、小児期では調節力が強いので、軽い遠視では自分の力で調節してピントを合わせて視力に異常がない場合があります。
調節力が低下してくる年齢になったり、遠視が強い場合は自分でピントは合わせられません。
凸レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。

乱視

乱視

乱視は、角膜や水晶体のゆがみのため目に入ってきた光が網膜に集まらなくなる状態です。
乱視が強いと像がぼやけた見え方になります。
乱視は正乱視と不正乱視に分類されます。正乱視は円柱レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。角膜の病気などで起こった不正乱視は矯正が難しい場合が多いです。
不正乱視は角膜トポグラフィーやカシアⅡなどの検査機器で検出します。
白内障手術において、角膜の正乱視を矯正できる乱視矯正用の眼内レンズがあり、当院では積極的に使用しております。

老視

目の水晶体は厚みを変えることでピント調節の働きをしています。水晶体の厚みが変わりにくくなることを老視といいます。40歳ごろから近くが見えにくいなどの症状を自覚してきます。近用眼鏡、累進屈折力眼鏡、2重焦点眼鏡などを使用して、ピント調節を補います。コンタクトレンズでも遠近両用コンタクトレンズやEDOF(焦点深度拡張型)のコンタクトレンズがあります。白内障手術で使用する眼内レンズにも多焦点眼内レンズがありますので老眼の治療が可能です。