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新潟市東区中山7丁目11番11号 025-282-5586

糖尿病網膜症

保険一般診療

糖尿病の合併症の一つに、眼の網膜症があります。 網膜の細動脈が障害を受け、網膜に出血、むくみなどが起き、進行してしまうと、 網膜剥離や血管新生緑内障になり最悪失明してしまう可能性もあります。

糖尿病網膜症も初期には自覚症状がありませんので、糖尿病がある方、糖尿病予備軍の方は、眼科で定期的に眼底検査を受けられることをお勧めします。
眼底検査で網膜症の有無と進行具合を判断し、経過観察や治療を行います。
また、網膜の中で一番視力に影響する黄斑部の浮腫みはスウェプトソースOCTという検査で検出することができます。
軽度の糖尿病網膜症の場合は、血糖コントロールなど内科治療がしっかりしてくれば、眼の合併症は落ち着く場合が多いです。

単純型糖尿病網膜症
増殖型糖尿病網膜症
レーザー治療
硝子体内注射
硝子体手術
硝子体手術前
硝子体手術後

糖尿病網膜症が進行し増殖型糖尿病網膜症に進行した場合にはレ―ザー網膜光凝固術が必要になります。
当院では、パターンスキャンレーザーを採用し、治療時の疼痛が少なく、治療時間も短く済みます。
黄斑部の浮腫や、血管新生緑内障を合併している場合には、浮腫みや新生血管を抑える抗VEGF抗体の硝子体内注射で治療を行います。
糖尿網膜症が進行し、目の中に出血が広がる硝子体出血や、網膜剥離、黄斑浮腫で抗VEGF抗体注射で改善しない場合などは、硝子体手術が必要になります。
硝子体手術が必要な場合には、手術のできる病院に紹介させて頂きます。

糖尿病網膜症は高血糖による網膜の血管障害で起こります。
糖尿病網膜症は自覚症状が無いままに進行し、重症になると失明することもありますが、適切な時期に治療を行えば進行を抑えらえます。
血糖コントロールと定期的な眼科診察が重要です。
当院では、糖尿病眼手帳などを用いて、所見を記録し、内科と連携し、目の定期検査を行っています。