翼状片(よくじょうへん)
保険一般診療
黒目(角膜)の内側の白目(結膜組織)が黒目の表面に侵入してくる疾患です。
主な原因は、紫外線の影響といわれています。
まだ小さい翼状片で、見えにくさなどの症状が無い場合はそのまま様子をみます。
大きくなると、乱視が強まり、見えにくくなるので手術治療を行います。
手術時間は局所麻酔(点眼麻酔)で約15分です。
黒目に被さっている白目を切除し、切除した白目を他の部分の白目で覆い、縫い合わせます(遊離弁移植やZ形成術と呼ばれます)。
目の表面の手術なので、術後の感染などの心配はそれほどありませんし、術後の生活上の制限もありません。
手術後は白目が少し赤くなったり、異物感がありますが、2週間ほどで綺麗になり、異物感もなくなります。
手術後は、再発予防でステロイド点眼などをしばらく継続し通院していただきます。
手術にかかる費用
3割負担の方(片眼)約12,000円/1割負担の方(片眼)約4,000円
費用はおおよそです。手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。
その他のご注意など
- 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
- 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
- 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
- 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
- 眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
- 術後痛むことは少ないですが、痛みがあるようでしたら、痛み止めを使用して下さい。
- 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。