硝子体内注射
保険一般診療
抗VEGF抗体という薬剤を目の中に注射します。
加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症の黄斑浮腫、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫、強度近視の脈絡膜新生血管などに対して行う治療です。これらの疾患は「VEGF」(Vascular Endtherial Growth Factor)=「血管内皮増殖因子」という物質が、網膜の毛細血管から漏れ出し、新生血管の増殖や黄斑浮腫を引き起こし視力が低下します。抗VEGF抗体硝子体内注射は、抗VEGF抗体という薬剤を目の中に注射することで、これらの疾患の進行を抑える治療法です。
硝子体内注射前後のスケジュール
注射3日前
感染予防で抗生剤点眼を点眼して頂きます。
注射当日
点眼麻酔をして、瞳孔を広げる点眼を行い、処置室で注射を行います。注射ですので、痛みも少なく、5~10分程で終了します。日帰りで行う処置です。当院では外来処置室のリクライニングシートで行っております。
注射にかかる費用
硝子体内注射は健康保険が適応されます。
70歳以上の方は、窓口負担に上限があり、1割負担で14,000円以下、3割負担で57,600円以下となります。 それ以上の負担はありません。
70歳未満の方(3割負担の方)は、約55000円です。
その他のご注意など
- 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
- 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
- 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
- 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
- 眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
- 術後痛むことは少ないですが、痛みがあるようでしたら、痛み止めを使用して下さい。
- 数日後に再来院ください。
- 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。