オンライン予約・問診票
新潟市東区中山7丁目11番11号 025-282-5586

ブログ

Category:

両側のまぶたの周りの眼輪筋という筋肉が、意識と関係なくけいれんを起こす病気です。

両側のまぶたの周りの眼輪筋という筋肉が、意識と関係なくけいれんを起こす病気です。
まぶたがピクピクけいれんするというよりは、まばたきがうまく出来なくなり、目が開けづらく、まぶしい、目が乾く、ゴロゴロする、目がうっとおしいなど様々な目の症状が生じます。
見えないと訴えることもあります。  
はっきした原因はわかっていませんが、脳の眼輪筋への制御機能障害が考えられています。睡眠剤や抗不安剤のベンゾジアゼピン系薬剤による副作用で起きることもあります。
中高年に多く、進行は比較的ゆっくりしていますが、自然に治ることはありません。
ドライアイを併発することが多いです。

眼瞼けいれんの治療:ボトックス注射

ボトックスとは、ボツリヌス菌毒素を無毒化して作られた薬剤です。
毒素といっても中毒症状は無く、ボツリヌス菌に感染することもありません。
この薬をけいれんしている眼瞼に注射をすることで、けいれんを抑え、症状を改善させます。
ボトックス投与により70%以上での症状の改善が認められています。
注射後2~5日程で効果が出てきて、3~4カ月持続します。
対症療法ですので、効果が無くなり症状がまた出てきたら、再投与します。

ボトックス注射にかかる費用

費用は保険診療で、自己負担割合で違いますが、約5,000~15,000円です。

Category:

目のフイルムの役割をしている部分の中心が傷んで、見えにくくなる疾患です。

目の中のフイルムの役割をしている網膜の中心部分を黄斑と言います。

この黄斑部分に、悪い血管ができたりして、黄斑部に血管から漏れ出た水分が溜り、網膜剥離や浮腫、萎縮などの異常が起き、見たいところが見えなくなる疾患です。加齢、肥満、喫煙、紫外線などが危険因子と言われていますが、詳しい原因はわかっていません。

眼底検査とOCT検査で診断します。補助的に蛍光眼底造影検査を行う時もあります。 加齢黄斑変性症には、大きく分けて滲出型と萎縮型の2種類があります。

滲出型の治療は硝子体内注射という処置を行います。抗VEGF抗体という薬剤を目の中に注射します。外来で日帰りで行える治療です。 最初の注射導入期は1か月に1回の注射を3か月続けます。その後は、経過観察を行い、注射が必要な時、または定期的に注射を繰り返すなど、患者さんの病状などに応じて治療を行います。 萎縮型の有効な治療法は残念ながらありません。幸い萎縮型の進行はゆるやかです。ルテイン、ゼアキサンチンなどのサプリメントが進行予防に有効と言われていますので、服用することをお勧めします。萎縮型から滲出型に変わることがありますので、定期的な診察も重要です。 また、加齢黄斑変性症の前段階の時期があります。眼底検査でドルーゼンという網膜の老廃物が溜まっているのを確認することで分かります。この場合も定期的に検査をしていくことをお勧めします。喫煙している方はタバコは止めましょう。

加齢黄斑変性症とサプリメント

加齢黄斑変性症とは、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。 網膜の黄斑部には、ルテイン、ゼアキサンチン、メゾゼアキサンチンが非常に高い濃度で集積しています。 これらは緑黄色野菜に多く含まれている成分です。 ルテインとゼアキサンチンは食事から摂取されるカルテノイドで、日本の食事に含まれる量は不明ですが、アメリカの食事に含まれる量は通常1.3~3㎎との報告があり、網膜を保護するには不足のようです。

Age Related Eye DiseaseStudy(AREDS)というアメリカの大規模無作為比較対象試験では、①大きいドルーゼン(網膜の老廃物)が1個以上か中型のドルーゼンが多発している方 ②片眼が滲出性加齢黄斑変性症になっている方 ③萎縮性加齢黄斑変性症の方 に対し、 ビタミンC500㎎、ビタミンE400IU、βカロテン15mgの高容量の抗酸化ビタミンと亜鉛800㎎(銅2㎎)摂取が加齢黄斑変性症の進行リスクは25%減少したと報告されています。 さらに、AREDSⅡという研究が続き、βカロチンは不要であった。喫煙者はβカロチンを多く摂取すると肺がんのリスクが増える。ω3脂肪酸は予防効果がない、ルテイン・ゼアキサンチン摂取する群は、しない群より加齢黄斑変性症の進行が10%減少した、報告しています。 日本の加齢黄斑変性症の治療指針の一部もこの結果をもとにしています。上記の様な高容量のビタミンが含まれているサプリメントが医療用サプリメントとして販売されています。 眼底に異常の無い方は飲む必要性は少ないですが、予防用の医療サプリメントなどもあり、服用を考えている方は、眼科を受診し相談されることをお勧めします。 当院では、高深達のスウェプトソースOCTで網膜の黄斑部の異常を検出し、検査を行います。

Category:

ものもらいなどと呼ばれるまぶたが腫れる疾患です。

麦粒腫はまぶたにあるマイボーム腺や脂腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染し、急に腫れて、痛みが生じる疾患です。抗生物質の点眼薬、軟膏薬、内服薬などで治療します。腫れがひどい場合など、まぶたを少し切開して膿を排出させることもあります

霰粒腫は、マイボーム腺に肉芽種という塊ができる疾患です。通常痛みはありませんが、細菌感染を伴うと痛みを生じるときもあります。マイボーム腺機能不全に関連しますので、温罨法と眼瞼清拭を行い、炎症に対する消炎的な点眼や軟膏、注射などの治療を行います。
塊が長く残る場合には、手術で切除することもあります。
局所麻酔薬を瞼に注射して手術します。手術時間は約15分です。
翌日外来に再診、皮膚を縫合した場合は1週後に抜糸します。

注射にかかる費用

3割負担の方(片眼)約1,500~4,500円
1割負担の方(片眼)約500~1,500円
費用はおおよそです。
手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。

その他のご注意など

  • 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
  • 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
  • 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
  • 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
  • 眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
  • 術後痛むことは少ないですが、痛みがあるようでしたら、痛み止めを使用して下さい。
  • 手術の翌日に再度ご来院ください。皮膚を縫合した場合は、1週間後に抜糸しますのでご来院ください。
  • 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。
Category:

眼瞼内反症は、下まぶたが加齢などの影響で内側に向いてしまい、まつ毛が眼球に接触し眼表面が傷ついて、眼脂、異物感などの症状が起きます。

眼瞼内反症

主に加齢により下まぶたの筋肉が緩み、まぶたが内側に向いてしまい睫毛が目に接触し、異物感や痛み、眼脂、充血などの症状が続く疾患です。
下まぶたの皮膚と筋肉が緩んでいるので、下まぶたの皮膚を水平方向と垂直方向に糸で埋没縫合する方法や、皮膚を切開してまつ毛の皮膚の向きを変えるように縫いつける方法で治療します。

睫毛内反症

主に小児が、まぶたの向きは正常ですが、まつ毛が押し倒された状態のため、まつ毛が内側に向いて目の表面が傷つき、異物感や眼脂などの症状が生じます。多くは成長に伴って改善しますが、自然に改善しない場合には手術で治療します。軽度の場合は局所麻酔ができる中高生ぐらいまで待って埋没法手術を行います。重度の場合で小児期に手術が必要な場合は、全身麻酔の皮膚切開法でまぶたの向きを変える手術を行います。

睫毛乱生症

まぶたの向きは正常で、大部分のまつ毛の生え方は正常ですが、一部のまつ毛が眼球に向かって生え、眼球を傷つけてしまう状態です。
当たっている睫毛を抜いてもまた生えてきますので、毛根電気分解か毛根切除の手術で治療します。

手術費用

3割負担の方(片眼)約7,500円
1割負担の方(片眼)約2,500円
費用はおおよそです。手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。

その他のご注意など

  • 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
  • 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
  • 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
  • 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
  • 手術の翌日に、再度ご来院ください。皮膚を切開縫合した場合は、1週間後に皮膚の縫合糸を抜糸します。
  • 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません
Category:

上まぶたが下がって見えにくくなるまぶたの疾患です。

眼瞼下垂は加齢、コンタクトレンズの長期間の使用、眼の手術後、生まれつきなどにより上まぶたが下がってくる状態です。
瞳孔がまぶたで遮られ見えにくくなります。
まぶたを挙げるのが困難になるため、無意識におでこの筋肉でまぶたを挙げるため、眉毛が上がったり、おでこのしわが多くなります。
瞼を上げ下げする筋肉の末端は二重を作る筋膜でもあるので、二重の幅が広くなったりもします。
眼瞼下垂手術は、眼瞼挙筋腱膜を縫い縮めたり、眼瞼挙筋群を短縮する方法などで、まぶたを挙げます。
皮膚が弛緩している場合は、皮膚を一部切除することもあります。
手術は局所麻酔(局所麻酔薬をまぶたに注射します)で30~50分です。

手術にかかる費用

3割負担の方(片眼)約25,000円
1割負担の方(片眼)約7,500円
費用はおおよそです。手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。

その他のご注意など

当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
手術の翌日に、再度ご来院ください。1週間後に皮膚の縫合糸を抜糸します。
術後当日は軽度の痛み、術後7~10日間はまぶたが腫れますが、自然に治っていきますのでご安心ください。
術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。