オンライン予約・問診票
新潟市東区中山7丁目11番11号 025-282-5586

ブログ

Category:

眼球の黒目(角膜)のすぐ外側の白目(結膜)が、黄色く濁って盛り上がり、充血を伴ない、目の痛みや異物感などの症状を生じる疾患です。

紫外線や潮風、コンタクトレンズ、加齢などの原因で起きるようです。
盛り上がった部分は脂肪やたんぱく質が沈着してできたものです。
充血、異物感などの症状があれば、抗アレルギー剤や非ステロイド消炎剤やステロイドの点眼治療を行います。
視力などには影響しませんので、痛みや異物感などの症状が無く、充血も軽度の場合は、様子を見ることもあります。

Category:

黒目(角膜)の内側の白目(結膜組織)が黒目の表面に侵入してくる疾患です。

主な原因は、紫外線の影響といわれています。
まだ小さい翼状片で、見えにくさなどの症状が無い場合はそのまま様子をみます。
大きくなると、乱視が強まり、見えにくくなるので手術治療を行います。
手術時間は局所麻酔(点眼麻酔)で約15分です。
黒目に被さっている白目を切除し、切除した白目を他の部分の白目で覆い、縫い合わせます(遊離弁移植やZ形成術と呼ばれます)。
目の表面の手術なので、術後の感染などの心配はそれほどありませんし、術後の生活上の制限もありません。
手術後は白目が少し赤くなったり、異物感がありますが、2週間ほどで綺麗になり、異物感もなくなります。
手術後は、再発予防でステロイド点眼などをしばらく継続し通院していただきます。

手術にかかる費用

3割負担の方(片眼)約12,000円/1割負担の方(片眼)約4,000円
費用はおおよそです。手術時に使用する薬剤などで多少は変動します。
その他のご注意など

  • 当日は、朝食・昼食を済ませていただいても構いません。
  • 普段飲んでいるお薬は、服用していただいても構いません。
  • 女性の方は、当日お化粧をしないでご来院ください。
  • 服装は普段着で構いません。手術時は、専用の術衣を上から羽織って頂きます。
  • 眼帯をしてお帰り頂きますので、お車でのご来院はおやめください。
  • 術後痛むことは少ないですが、痛みがあるようでしたら、痛み止めを使用して下さい。
  • 術後、日常生活の中で特にしてはいけないことはございません。
Category:

糖尿病の合併症の一つに、眼の網膜症があります。 網膜の細動脈が障害を受け、網膜に出血、むくみなどが起き、進行してしまうと、 網膜剥離や血管新生緑内障になり最悪失明してしまう可能性もあります。

糖尿病網膜症も初期には自覚症状がありませんので、糖尿病がある方、糖尿病予備軍の方は、眼科で定期的に眼底検査を受けられることをお勧めします。
眼底検査で網膜症の有無と進行具合を判断し、経過観察や治療を行います。
また、網膜の中で一番視力に影響する黄斑部の浮腫みはスウェプトソースOCTという検査で検出することができます。
軽度の糖尿病網膜症の場合は、血糖コントロールなど内科治療がしっかりしてくれば、眼の合併症は落ち着く場合が多いです。

単純型糖尿病網膜症
増殖型糖尿病網膜症
レーザー治療
硝子体内注射
硝子体手術
硝子体手術前
硝子体手術後

糖尿病網膜症が進行し増殖型糖尿病網膜症に進行した場合にはレ―ザー網膜光凝固術が必要になります。
当院では、パターンスキャンレーザーを採用し、治療時の疼痛が少なく、治療時間も短く済みます。
黄斑部の浮腫や、血管新生緑内障を合併している場合には、浮腫みや新生血管を抑える抗VEGF抗体の硝子体内注射で治療を行います。
糖尿網膜症が進行し、目の中に出血が広がる硝子体出血や、網膜剥離、黄斑浮腫で抗VEGF抗体注射で改善しない場合などは、硝子体手術が必要になります。
硝子体手術が必要な場合には、手術のできる病院に紹介させて頂きます。

糖尿病網膜症は高血糖による網膜の血管障害で起こります。
糖尿病網膜症は自覚症状が無いままに進行し、重症になると失明することもありますが、適切な時期に治療を行えば進行を抑えらえます。
血糖コントロールと定期的な眼科診察が重要です。
当院では、糖尿病眼手帳などを用いて、所見を記録し、内科と連携し、目の定期検査を行っています。

Category:

斜視は、左右の目が違う方向を向いている状態です。まっすぐ見ていない方の目が向いている方向によって、内斜視、外斜視、上下斜視などに分類され、さらに左右の目がそれぞれ正常の動きをする共同性斜視、そうではない非共同性斜視に分類されます。また、ときどき斜視になるものと間欠性斜視、つねに斜視になるものを恒常性斜視といいます。

斜視の原因

斜視の原因としては、屈折異常、目を動かす筋肉(外眼筋)の異常、神経系の異常、目の疾患などがあります。

斜視の治療

屈折異常で起こる調節性内斜視は、アトロピン点眼やサイプレジン点眼を使用した調節麻痺下屈折検査による完全矯正眼鏡装用で改善します。
他の原因で起こる斜視に対しては、原因疾患の治療が可能であれば行い、それでも残った斜視に対して手術治療を行います。
子供の斜視では、斜視の目の視力の発達や両方の目でみる能力も大切になりますので、適切な時期に治療を行います。斜視の手術が必要な場合には、手術のできる病院に紹介させていただきます。

弱視

弱視とは視力の発達が障害されて、眼鏡装用などの屈折矯正を行っても視力検査で1.0以上にならない病態です。しかし、多くは早期発見、早期治療で治療可能です。

弱視の症状

症状は、物をすごく近づけて見る、目を細める、斜視がでる、目が揺れるなどですが、
子供自身が見えにくさを訴えることは少ないので、3歳児健診での視力検査などで発見されます。
原因別に、遠視、近視、乱視が強い屈折異常弱視、右眼と左眼の屈折異常に大きな差がある不同視弱視、まぶたの形や角膜、水晶体などに異常のある形態覚遮断弱視、斜視があり、うまく両眼を使えない斜視弱視などに分類されます。

弱視の検査と治療

アトロピンやサイプレジンの点眼をして屈折の検査を行い、適切な眼鏡を装用し、経過をみます。
視力の左右差がある場合には、視力の良い方の目を隠す遮閉訓練(健眼遮閉)を行う場合もあります。
遮閉訓練にはアイパッチか、アトロピン点眼を用いて行います。
形態覚遮断弱視では、できるだけ原因となる疾患の治療を行い(例えば片目の先天白内障などに対する手術など)、その後の屈折異常に対して眼鏡装用や、健眼遮閉を行います。
9歳未満の小児の斜視、弱視に用いる眼鏡には保険が適用されており、世帯状況に応じて、
眼鏡料金の7~8割が還付されます。
5歳未満は1年に1度、9歳未満は2年に1度申請ができますので、適切な時期に眼鏡の更新を提案します。

Category:

眼瞼縁には涙の油分が排出される部分があり、マイボーム腺と呼ばれています。
眼球表面は涙で覆われていますが、涙は水分と油分、粘液で構成されています。
涙の油分を排出する組織がマイボーム腺です。
このマイボーム腺の機能が何らかの原因で低下してしまう病気がマイボーム腺機能不全です。

ドライアイと併発しやすいマイボーム腺機能不全

油分が少ないとドライアイになったり、目がごろごろしたり、目が疲れる、目の周りが痛い、熱い、涙っぽいなどの様々な目の不快感症状が出てきます。
マイボーム機能不全には分泌減少型と分泌増加型の2種類があります。
マイボーム腺からの油分をマイバムといい、正常のマイバムはさらさらした透明な液体です。
異常なマイバムは、練り歯磨き状に難くなったり、白色で難くなったり、黄色く濁ったりします。
ドライアイ症状を訴える方の約80%にこのマイボーム腺機能不全を合併していると言われています。

マイボーム腺機能不全のケア

ご自分でできるマイボーム腺機能不全のケアとして、温罨法と眼瞼清拭(リッドハイジーン)があります。
温罨法はホットアイマスクや蒸しタオル(電子レンジで温めたタオル)で眼瞼を3分ほど温めると、マイボーム腺の硬くなった油が柔らかくなり、また瞼の血流を改善させます。
眼瞼清拭は、目の周りを清拭(洗う)ことで固まってしまった油や角化物のつまりを除去し、およびマイボーム腺周囲の細菌量を減少させます。
目の周りを温める道具はドラッグストアなどで色々売っていますね。
目の周りを洗う道具は、アイシャンプー、マイボシャンプー、オキュソフト、ティーツリー洗顔液があります。
また、このマイボーム腺に炎症がある場合、抗生剤の点眼治療や内服治療をすることもあります。